講道館・松下理事死去…84歳、新型コロナ肺炎で アテネ金の鈴木氏が哀悼の意

 柔道の総本山、講道館は20日、松下三郎(まつした・さぶろう)理事が19日、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去したと発表した。84歳だった。鹿児島県出身。全日本柔道連盟(全柔連)副会長などを務めた。葬儀・告別式は親族のみで行う予定。柔道界では、東京都文京区の講道館内に事務局を置く全柔連で16日までに役職員19人の集団感染が発生。講道館、全柔連の感染確認者で初の死者となった。

 関係者によると3日まで館内に出勤し、10日に体調不良を訴えた。15日に入院し、16日にPCR検査で陽性反応を示したという。

 松下さんは日大時代に全日本学生選手権を2度制するなど活躍。引退後は全柔連で初代広報委員長、専務理事、副会長を歴任し、日本オリンピック委員会(JOC)でも理事になった。

 訃報に際し、アテネ五輪男子100キロ超級金メダリストの鈴木桂治氏はツイッターで「いつも温かく声をかけていただきました。ご冥福をお祈りします」と故人をしのんだ。

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