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白鵬の引退と「間垣」親方の襲名を承認 “条件付き”誓約書に白鵬がサイン

 日本相撲協会は9月30日、両国国技館で理事会を行い、横綱白鵬(36)=宮城野=の引退と年寄「間垣」襲名を誓約書付きで承認した。宮城野部屋付きの親方として後進の育成にあたる。

 史上最多45回の優勝を果たした大横綱。一方で懲戒処分を3回受けるなど、土俵内外での振る舞いを問題視されてきた。

 29日の年寄資格審査委員会では「襲名を認めるにしても条件を付けるべき」、「10年間は部屋付きの親方として親方業を習熟すべき」といった厳しい意見が続出した。

 同委員会から報告を受け、理事会で審議。白鵬に対し「新人の親方として、理事長を始め、先輩親方の指揮命令・指導をよく聞き、本場所等、与えられた業務を誠実に行うこと」、「大相撲の伝統文化や相撲道の精神、協会の原則・ルール・マナー、相撲界のならわし・しきたりを守り、そこから逸脱した言動を行わないこと」といった、年寄として当然守るべき事項を誓約することを条件に間垣名跡襲名を認めることを決議した。

 協会に白鵬本人と師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)を呼び、尾車理事(元大関琴風)らが理事会の審議事項を説明。白鵬に異議はなく、誓約書にサインを行った。

 万が一、誓約に違反した場合は年寄資格審査委員会に差し戻し、再び親方としての資質を問われるなどの措置を取られる。

 白鵬は東京・日本橋に自身の部屋を創設する計画を持つ。来年8月21日には師匠が定年迎え、宮城野部屋の継承が既定路線。ただ、現役時代のように何か問題ある言動があれば、部屋持ち師匠として独立が厳しくなるのは間違いない。

 電話で取材対応した芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「白鵬への期待があるから。これからの相撲界のために白鵬にはしっかりとしてほしい」と、説明した。

 また、一代年寄に関する話は今回の理事会では出なかった。白鵬の一代年寄は厳しい見通しとなっている。功績顕著な横綱が引退した際、協会がその横綱一代に限り認める年寄名跡が一代年寄で、現役時の四股名で親方を退職するまで名乗ることができる。優勝20回以上が目安で過去は大鵬、北の湖、貴乃花(千代の富士は辞退)の3人。4月の有識者会議で制度そのものを再考する提言がなされていた。

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