金井大旺が有終V 男子110M障害、大会新13秒48

 優勝を決め、2着の石川周平(左)と健闘をたたえ合う金井大旺(撮影・高部洋祐)
 決勝で石川周平(右)と競い合う金井大旺(撮影・高部洋祐)
 決勝のレースを走った仲間と一緒に記念写真に納まる矢沢航(前列左)と金井大旺(同右)=撮影・高部洋祐
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 「陸上・全日本実業団対抗選手権」(26日、ヤンマースタジアム長居)

 男子110メートル障害で、東京五輪代表の金井大旺(ミズノ)が大会新記録の13秒48(追い風1・1メートル)で優勝した。金井は父のあとを継いで歯科医を目指すため今季限りでの引退を明言しており、有終の美を飾った。

 函館ラサール高から法大に進学し、400メートル障害で96年アトランタ五輪代表の苅部俊二氏の指導を受けて才能を開花させた。今年4月の織田記念では13秒16の日本記録(当時)を樹立。五輪や世界選手権の決勝レベルの記録を出して五輪で日本人初の決勝進出が期待された。しかし、最初で最後の五輪と位置づけた東京五輪では、準決勝でまさかの転倒。決勝の舞台には立てなかった。

 五輪の悔しさを胸に臨んだ今大会を制覇し、「勝つこと目標にしていたのでうれしい」と金井。次戦は、来月に故郷の函館で行われる試合に出場する予定となっている。

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