石川祐希「最後の1点、2点を取りきる力が付かないと」イランと激闘もアジア制覇ならず

個人表彰を受けた宮浦健人(左)と石川祐希=千葉ポートアリーナ(撮影・堀内翔)
 第2セット、得点が決まり喜ぶ石川祐希(撮影・堀内翔)
第2セット スパイクを決めて喜ぶバレー男子日本代表・石川祐希=千葉ポートアリーナ(撮影・堀内翔)
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 「バレーボール男子・アジア選手権、日本0-3イラン」(19日、千葉ポートアリーナ)

 2大会ぶりのアジア制覇を目指した日本は前回王者のイランと激闘を繰り広げるも0-3(25-27、22-25、29-31)のストレートで敗れ、準優勝だった。イランは2大会連続4度目の優勝となった。

 最後まで懸命にボールを追いかけ、打ち続けたがアジアの頂点には届かなかった。主将の石川祐希(ミラノ)は「最後の1点、2点を取り切る力が付かないと世界では勝っていけない。非常に悔しいです」と唇をかんだ。

 この日が今季最後の代表戦となり、日本代表としての今季の活動は終了。初めて代表の主将を務めたシーズンを振り返り、「チームとして、キャプテンとして代表シーズンは非常に僕自身充実していてたくさん勉強になったことが多かった。成長できた」とうなずいた。

 その上で、「チームを勝たせることがキャプテンの役割。結果が出せなかったところに関して言えばまだまだ実力不足だなと思う」。東京五輪では29年ぶりに8強入り、今大会でも準優勝し22年世界選手権(ロシア)の切符を手にしたが、石川の目標は世界のトップに立つこと。この敗戦を糧に、さらなる成長を誓った。

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