男子バレー 日本は準優勝 イランと激闘もアジア頂点に届かず
「バレーボール男子・アジア選手権、日本0-3イラン」(19日、千葉ポートアリーナ)
日本は前回王者のイランと激闘を繰り広げるも0-3(25-27、22-25、29-31)で敗れ、準優勝だった。イランは2大会連続4度目の優勝となった。
難敵相手に苦戦を強いられた。第1セットは序盤から追いかける展開となったが、終盤にリベロの山本智大(堺)の好守もあって同点。その後一時逆転したが、再逆転を許して25-27で落とした。
第2セットは9-11の場面で今大会がシニアデビューの宮浦健人(ジェイテクト)、主将の石川祐希(ミラノ)、高橋藍(日体大)らの3連続得点で逆転。しかし、粘りきることができず22-25で失った。
後がない第3セットも一進一退の攻防が続き、15-15の同点で迎えた場面で高橋がサービスエースを獲得。19-19では石川がサービスエースを決めるなど流れをつかんだかに思われたが、最後は高橋のネットタッチをイランのチャレンジ成功で29-31で試合が終了。最後まで懸命にボールを追いかけ、打ち続けたがアジアの頂点には届かなかった。
日本はすでに22年世界選手権(ロシア)の切符を獲得。イラン戦に向けて前日の準決勝後に石川は「レベルが高い試合がしたいし、その中で勝つことで僕たちの自信にもなる。この先、世界で勝っていくための新しいスタートになるんじゃないかなと思う」と話していた。今季最後の代表戦は勝利で飾れなかったが、この悔しさを来季以降につなげる。