石川祐希 優勝王手で決意「アジアでチャンピオンにならないと世界では勝てない」

 第3セット、バックアタックを決める石川(14)=千葉ポートアリーナ
 第4セット、スパイクを決め、ガッツポーズする石川(14)
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 「バレーボール男子・アジア選手権、日本3-1台湾」(18日、千葉ポートアリーナ)

 準決勝が行われ、E組1位の日本がF組2位の台湾に3-1(25-16、22-25、25-21、25-20)で勝利し、決勝進出を決めた。この時点で2位以上が確定したため、来年の世界選手権(ロシア)の切符を獲得した。19日の決勝では前回王者のイランと対戦する。

 2大会ぶり10度目のアジアの頂点へ王手をかけた。日本は試合開始からクイック攻撃を有効に使ってリズムをつかむと第1セットを先取。第2セットは落としたが、第3セット、第4セットの苦しい場面で主将の石川祐希(ミラノ)が「どこかで流れを変えないとと思っていた」と連続得点を決め、「他の選手がもっと点を取ってというのが理想だけど、難しい状況でもあった。そういうときに1点を取るのが僕の役割だと思っているのでそれが果たせた」とエースの仕事をきっちり果たし、接戦を制した。

 決勝で対戦するイランとこれまでの対戦成績は21勝17敗とほぼ互角。東京五輪の1次リーグ最終戦でも3-2のフルセットでの勝利と、今回も激戦が予想される。主将は「目標はアジア選手権優勝。世界選手権、パリ五輪につながっていく大会になるので、アジアでチャンピオンにならないと世界では勝っていけない。個人のベストパフォーマンスをすること、チームでのベストプレーができるように準備していきたい」。粘りのバレーで王座奪還を狙う。

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