柔道代表監督退任の井上康生氏 パリ五輪へ強化副委員長に就任 金野委員長は続投

 全日本柔道連盟(全柔連)は16日、理事会を開催し、次期の強化委員長として現職の金野潤氏(54)の留任を決めた。また、副委員長には、男子代表監督を退任する井上康生氏(43)が新たに就任。女子の副委員長には中村淳子氏(47)が新たに就く。

 今夏の東京五輪で、日本代表は14階級で過去最多の金メダル9個(男子5、女子4)を獲得。男子の井上監督は任期上限の2期目を満了し、今月末で退任する。24年パリ五輪に向けた新監督は男女ともに28日の理事会で決まり、10月から新体制がスタートする。

 また、井上氏は、この日新たに設置が決まったブランディング戦略推進特別委員会の委員長(チーフストラテジーオフィサー)への就任も決定。東京五輪での活躍を今後の競技人口増加や新規ファン獲得につなげていくために価値を創造する役割を期待されての選任となる。

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