パラ陸上2冠の佐藤が報告会 競技用車いすの寄贈を計画

 東京パラリンピックの陸上男子400メートル、1500メートル(車いすT52)で2冠を達成した佐藤友祈が11日、所属企業のモリサワ本社(大阪市)で報告会に臨み、新たに競技を始める人を対象とした「競技用車いす寄贈プロジェクト」を開始すると発表した。

 レーサーと呼ばれる陸上の競技用車いすの価格は数十万円に上る。プロジェクトは、東京大会をきっかけにスポーツに取り組もうという子どもを含めた障害者を対象とし、それぞれの体に合ったレーサーを贈る。佐藤がともに練習し、助言する計画もあるという。

 佐藤は「周囲にそういった方がいたら、ぜひ紹介してほしい」と語った。

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