卓球銅の丹羽孝希、所属から300万円報償金も 松下浩二氏“減額”陳謝「すいません」

 東京五輪卓球男子団体銅メダリストの丹羽孝希(26)=スヴェンソン=が25日、都内で所属への報告会を行い、「1年延期や大会直前の不調など苦しい時期を過ごしていたが、日頃のサポートのおかげで目標だった東京五輪のメダルを獲ることができた」とあいさつした。所属からは報償金300万円を贈られた。ただ、前回リオ五輪は銀メダルで500万円だっただけに、卓球用品メーカー「VICTAS」社長の松下浩二氏(53)は「もっと出せたら良かったんですけど、すいません丹羽選手!」と“減額”を陳謝し、笑いを誘った。

 丹羽は団体戦で、水谷隼(木下グループ)との左同士のダブルスで健闘したほか、シングルスでも準々決勝のスウェーデン戦で相手エースを撃破するなど活躍。2大会連続でのメダル獲得となったが、「リオは水谷さんと吉村(真晴)さんに獲らせてもらった。(メダルの色は)一つ下だが、チームに貢献できた思いがあるので今回の方がすごくうれしい」と喜びの心境を明かした。

 自身も92年バルセロナ五輪から4大会連続で出場した松下氏は「私も4回チャレンジしてメダルを獲る厳しさは誰よりもわかっているつもり。今回2個目のメダルで、すごいなと感じている」と感心しきり。また、「パリ五輪までもうあと3年。水谷選手が引退を表明している中、その穴を埋めるだけでなく、さらに日本チーム(の力)が上がるためには、まだまだ丹羽選手の力が必要」と述べ、「今はゆっくりして、モチベーションが上がってきたら、また丹羽選手らしいプレーをしていただきたい」と期待を込めた。

 丹羽自身は、パリ五輪について「まだ東京が終わったばかりなので考えてない。(日本協会の代表)選考基準が発表されてからしっかり考えたい」と明言を避けつつ、11月の世界選手権(米ヒューストン)については「19年大会はベスト8で、あと1ゲームでメダルというところまでいった。ヒューストン大会はメダルを目指してやりたい」と意欲を燃やした。

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