パラの学校観戦開始 中止相次ぐも組織委・高谷氏「生で観戦してインスピレーションを」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(SP)が25日、都内で会見した。小中学生らを対象に東京パラリンピックの観戦機会を提供する「学校連携観戦プログラム」が競技開始のこの日からスタート。新型コロナウイルスの感染状況悪化で実施を断念する自治体も相次いでいるが、「苦渋の決断、断腸の思いで決断された。それはしっかり受け止めた上で、今回ご来場いただける皆さまは安全な形で万全に受け入れるし、参加いただける学校におかれては万全を期した上でご参加いただきたい」と述べた。

 東京五輪に続き、パラリンピックも無観客開催に決まったが、学校連携観戦プログラムは予定通り実施する。直前まで中止や断念が相次いだものの、24日時点で東京都内からは4区市などから2万583人が参加予定となっている。

 高谷SPは「次の社会を支える世代に生で観戦してインスピレーションを得ていただき、いっそう進んだ共生社会の担い手になっていただきたい。そういう思いから、安全が最優先だが、万全を期した上でご参加いただくことになった」と改めて意義を強調し、「会場で感じたことを長い記憶としてとどめていただき、その経験を回りの方に伝えていただくことで、少しでもこの価値が広がっていくことを願っている次第」と期待を込めた。

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