水谷 美誠と金の混合ダブルス 五輪への道を振り返る 追い込んで「ゼーゼー」の時も
東京五輪の卓球混合(ミックス)ダブルスで金メダルに輝き、男子団体でも銅メダルを獲得した水谷隼が16日、プレミアム音声配信サービスの「Now Voice」に新規投稿をし、東京五輪に至るまでの準備について語った。「Now Voice」での発言によると、伊藤美誠と組んだ混合ダブルスについては、五輪が始まるまでは「勝てるっていうイメージがなかったような気がします」と振り返った。
五輪へ向けての合宿では、まずトレーニング面、体重を含めたコンディショニング面の強化を行ったという。代表チームは基本的には男女別々に合宿を行うため、それがそろうタイミングに伊藤との練習を行ったとした。
ただ、相手役になるパートナーは男性ペアだったという。そうしたこともあり、「ゲーム形式の練習とかすると、点数なかなかとれなくて。自信はなかなかなかったような気がしますね。正直、オリンピックが始まるまで、あんまりミックスダブルスで勝てるっていうイメージがなかったような気がします」と自信を深めるところまでには至らなかったと語った。
また、練習も通常の男子代表として行う午前の1時間半ぐらいの練習を行ってから、混合ダブルスに取りかかるというスタイルで行ったことを明かした「普段、練習終わる量をやってから、そこからミックスダブルスをやるので。ミックスダブルスをやるときには自分はゼーゼーしていて」と体力的にも追い込んだ形になっていた。
こうした経緯から「練習では美誠がけっこう、僕が頼りないから私がやるよ、みたいな感じなふうにはとらえていたような気がしますね」と話していた。
このほか、2人で組んだ練習のうち、どんな時が“しんどい”のかなど、練習の詳細まで触れて振り返っている。