福澤達哉が涙の引退表明 盟友清水へ「言わなくても背負って戦ってくれる」

 男子バレーボールの08年北京五輪代表で、引退を発表している福沢達哉(35)=パナソニック=が14日、オンラインで記者会見を行い、「非常に難しい決断ではありましたが、選手としての挑戦はここで終わり、現役を引退することにしました。最高のバレーボール人生を送ることができました」と晴れやかな表情で話した。

 福沢は東京五輪代表の最終選考の場となったネーションズリーグに参加していたが12人からは落選。大学3年時に出場した北京五輪から切磋琢磨(せっさたくま)してきた東京五輪代表で同学年の清水邦広(パナソニック)との「現地集合」の約束を果たせなかったと涙ぐみながら思いを語った。

 そんな清水からは「東京五輪で福沢の分まで背負って戦ってくるので、最後まで一緒に戦いましょう。2人で約束した現地集合はかなわなかったけど、五輪が終わったら最後にパナソニックアリーナで現地集合しましょう。お疲れ様でした」とサプライズでビデオメッセージ。福沢は「北京の時の借りは頼むぞという気持ちはあったけど、言わなくてもそれを背負って戦ってくれると思う。彼なしではここまでやってこられなかった」と、最高の仲間に感謝した。

 今後は「五輪とともにもう一つの目標だった」というパナソニックの社業に専念するという。世界で戦い続けてきたベテランは「グローバルな視点は継続して持ちつつ、強みをいかして新たなフィールドでも頑張りたい」と新たな道も全力で突き進んでいく。

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