日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）は１日、東京五輪日本選手団の「顔」となる主将に陸上男子１００メートル日本記録保持者の山県亮太（２９）＝セイコー、同副主将に卓球女子の石川佳純（２８）＝全農＝が決定したと発表した。２人はともに五輪メダリストで、１２年ロンドン五輪から３大会連続出場となる。ＪＯＣは優れた実績や知名度、人間性から開催国の「顔」にふさわしい存在と評価し、就任を要請していた。

　山県はＪＯＣを通じて「自国開催のオリンピックにおいて日本代表選手団主将を拝命し、大きな責任を感じています。日の丸の誇りを胸に、行動規範を遵守（じゅんしゅ）し、日本代表選手団として国民の皆様に少しでも前向きなニュースを届けられるよう、精一杯努めて参りたいと思います」と、“所信表明”した。また、副主将の石川も「副主将の重責を担わせて頂くことを、大変光栄に感じています」とコメントした。

　２人は７月２３日に国立競技場で行われる開会式で、選手宣誓を行う。旗手については、バスケットボール男子の八村塁（２３）、レスリング女子の須崎優衣（２１）で最終調整されている。