松元克央 初の夢舞台で金へ「自信を持って」 鈴木コーチ「いい勝負できる」
長野県東御市で合宿中の競泳代表選手らは22日、オンラインで取材に応じ、男子200メートル自由形で金メダル候補の松元克央(24)=セントラルスポーツ=は自信を持って飛び込み台に立つと誓った。
標高約1750メートルの準高地で、カツオこと松元は約3週間の合宿中だ。88年ソウル五輪金メダルの鈴木大地氏を育てた鈴木陽二コーチ(71)が課す超ハードな練習を「なんとか耐えてます」。自然と苦笑いが浮かぶが「自信をつけるには今しかないので。どんなにつらくても諦めずに練習しないと、自信を持って飛び込み台に立てない」と金メダルだけを見つめている。
あと1カ月。高揚感は「まだない」が、重圧は「やっぱ感じますね。ゼロじゃない」。初の五輪。夢の舞台で自分が予選落ちをする姿が頭をよぎる日もあるという。それでも海外勢もおおよその顔ぶれが出そろい、観客入場の決定も「素直にうれしい」と歓迎。「自分が最後のターンでどの位置にいるとか、少し考えるときがある」。徐々に戦闘モードに突入しつつある。
鈴木コーチは「順調。今のカツオの記録だったら、ラスト50メートルを伸ばせばいい勝負ができる」と金へ手応え。“上りガツオ”で調子を上げ、頂点をつかむ。