中垣内監督、五輪メンバー前倒し発表「チーム作り優先」で予定変更して大会途中に
日本バレーボール協会は21日、東京五輪に臨む男子日本代表の登録メンバー12人を発表した。
男子代表はイタリア・リミニで開催されているネーションズリーグ(VNL)に参戦中。当初は大会終了後に代表12人を発表する予定だったが、バブル方式での大会開催によるストレスや選考の場という重圧から、中垣内祐一監督(53)は「ここに来て選手のパフォーマンスが上がっていかない、むしろ落ちている」ため、「東京五輪に向けたチーム作りを優先した」と予定を変更して大会途中での発表に至ったという。
また、5月の紅白戦で右足首をねんざしていた西田有志(ジェイテクト)については「負傷箇所は問題ないレベルまで回復している」。16日のポーランド戦で実戦復帰しており、「(今日からの)最後の3連戦、特に明日の試合にはスタメンで出てくれると思う」と話した。
今大会は残り3試合で現在は予選リーグ10位。指揮官は「VNLも残すところあと3試合で佳境に入ってきている。選手たちも非常に厳しいコンディションだが、気持ちを奮い立たせてなんとか東京につなげたい思い一心で頑張っている」と語った。
登録メンバーは以下の通り。
1 清水 邦広(パナソニック)
2 小野寺太志(JT)
3 藤井 直伸(東レ)
6 山内 晶大(パナソニック)
11西田 有志(ジェイテクト)
12関田 誠大(堺)
14石川 祐希(ミラノ)
15李 博(東レ)
17高梨 健太(名古屋)
19大塚 達宣(早大)
20山本 智大(堺)
21高橋 藍(日体大)