正代「夏目友人帳」に感じた地元愛「ここ宇土市じゃん」「隣は鶴城じゃん」

申し合い稽古を行った正代(代表撮影)
若い衆と申し合い稽古をする正代(右)=代表撮影
若い衆と申し合い稽古をする正代(右)=代表撮影
3枚

 大相撲の大関正代(29)=時津風=が8日、都内の部屋で幕下相手に相撲を取る稽古を再開した。力強い立ち合いから圧倒し、10番取って全勝だった。

 「全体的に前に出られていた。下がっては無かった。最初の稽古にしてはすごく足もよく出ていたと思う。相撲を取るまでの期間中にしっかり体を動かしたのが良かったかなと」と納得の口ぶりだった。

 屈指のアニメファンでステイホームは変わらず漫画などを見てリラックス。人気漫画の「呪術廻戦」は週刊ジャンプで最新話をチェック。「(アニメも)楽しみですね。自分の好きなキャラクターが動くのは楽しいですね」と、声を弾ませた。

 地元熊本出身と言えば世界的な大ヒットアニメ「ワンピース」の作者・尾田栄一郎氏がいる。「尾田先生で熊本が回っているような状態ですからね」と、笑わせた。

 さらに熊本にはもう一人、売れっ子作家がいる。「夏目友人帳という漫画なんですけど。少女漫画で連載していたんですけど、内容は全然少女漫画ではないんですけど。たしか、その人の名前が緑川さんなんですけど」と、緑川ゆき氏の名前を挙げた。

 正代の育った宇土市の近くに緑川という川がある。「映画であるシーンが気になって、キャラクターの背景が僕の中学校だったんですよ。(母校の)鶴城中学校が入っていたんで。それで鶴城中学校の隣に宇土市民会館というものがあって、市民会館でみんなが集まっている状態だったんですよ。ここ宇土市じゃん、と。違うシーンになったら隣は鶴城じゃん、あそこじゃん、と。すごい感動しました。地元愛がすごいなと。それで調べたんですよ。映画を見た時に、ここ見たことあるぞと。もともと、夏目友人帳は人吉市を参考にされているのはネットで見ていて、そうなんだと。いざ映画を見たらそのシーンが出て、あれ?見たことあるぞと」。故郷と漫画愛が重なる最高の作品だった。オンもオフも充実させ、名古屋場所で大関初Vを目指す。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス