宇良が十両初優勝、来場所は幕内へ 「まさか幕内に上がれるとは」
「大相撲夏場所・千秋楽」(23日、両国国技館)
西十両2枚目、人気業師の宇良(28)=木瀬=が武将山(藤島)を寄り切って4連勝で12勝目。3敗で並んでいた千代ノ皇(九重)が敗れたため十両初優勝が決まった。確実にしている21場所ぶり幕内復帰に花を添えた。
「うれしいです。ずっと届かなかったので」とかみしめた。決定戦に備え、支度部屋で髪を結い直している時、千代ノ皇が敗れた。
「頭を直している時で見たかったけど見ていない。周りから『おめでとう』と言ってくれてそれで気付いた」と、明かした。
2度の右膝手術で一時は序二段まで降下。長いリハビリを乗り越え昨年11月場所で十両復帰。名古屋場所(7月4日初日、ドルフィンズアリーナ)で2017年九州場所以来、幕内に返り咲く。
「なかなか実感が湧かないけど、ここまで戻ってきた。しっかり来場所も頑張りたい」と気を引き締めた。
1度目、右膝を負傷してから3年半。一番悲しかったことは「2回に(右膝を)けがした時」と言う。「半ばあきらめていた。すごい運が良くて関取(十両)に1度上がれるかなという気持ちで復帰した。まさか幕内に上がれるとは思わなかった」と、ここまでの再起は自身が一番、びっくりだ。
「長かった。長かったけど自分の周りの方たちは落ちたから去っていく方がいなかった。支えてもらっていたのが励みになって頑張れた」と、周囲の支えに感謝した。




