舛ノ山が引退会見「高安戦が一番の思い出」 難病患い入院も回復のめど立たたず決意

 引退を表明した元幕内の舛ノ山(30)=常磐山=が22日、オンラインで会見した。5年ほど前から国が難病に指定する腰椎の「後縦じん帯骨化症」を患っており、1月に入院したものの回復のめどが立たなかった。「稽古も満足いかない状態。歩く時もしびれがあった。まわしを締めるとしびれがひどくなり、相撲が取れない以上は引退するしかないと決意した」と明かした。

 千葉県出身で06年初土俵。10年九州場所で高安と共に平成生まれ初の十両に昇進した。思い出の一番には12年秋場所千秋楽の高安戦を挙げ「7勝7敗で当たり勝ち越した。まわしを取られたが、ふりほどいて押し出せた時はうれしかった。ずっと意識していた存在だった」と振り返った。

 進路は未定だが、まずは治療を優先する。「体を治して、しっかり社会に出られるようにしたい」と語った。

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