広島・平和公園で無観客点火式 緊急事態宣言下の聖火リレー

 東京五輪の聖火リレーは17日、新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令された広島県で2日間の日程で始まった。初日は広島市の平和記念公園で無観客の中、走らずに聖火を受け渡すだけの「トーチキス」を実施。広島県全域で公道での走行は中止となった。

 前回1964年の東京五輪で最終ランナーを務めた故坂井義則さんの弟孝之さん(74)らが参加。作家の湊かなえさん(48)ら複数のランナーが参加を辞退した。被爆者で104歳の冨久正二さんも感染防止のため断念した。

 雨の中、何度かに分けてトーチキスを実施。原爆資料館から原爆慰霊碑まで聖火をつないだ。

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