東京五輪の聖火リレーは14日午後も山口県で続き、日本最大級のカルスト台地・秋吉台のある美祢市などを巡ってゴールの萩市に到着した。東京五輪のカヌー・スラローム男子カヤックシングル代表の足立和也さん(30)が最終ランナーを担い、聖火皿にともした。
美祢市では、県立宇部総合支援学校の高等部3年で知的障害がある大谷春樹さん(17)が父親(40)と一緒にトーチを掲げ、秋吉台を縦断する「カルストロード」の一部区間を駆けた。自転車競技に取り組んでいる大谷さんは走り終えた後、取材に「パラリンピックで金メダルを取りたい夢が強くなった」と話した。