日本水泳連盟は３０日、５月１日に開幕する東京五輪テスト大会と、東京五輪最終予選を兼ねた飛び込みＷ杯（東京ＡＣ）のために来日した海外からの大会関係者（コーチ）が２８日夜の空港での検査で陽性となり、検疫所が指定した施設に入ったことを発表した。

　当人とともに来日した他の関係者（選手１人を含む）は空港検査に加え、２９日の大会の検査でも陰性が確認されており、濃厚接触者とも認められていないという。

　日本水連は「引き続き、感染拡大防止と安全確保を最優先にさらなる注意喚起や健康状態の確認を行うとともに、ＦＩＮＡのガイドラインに基づいて対応してまいります。関係各位には多大なご心配、ご不便をおかけし申し訳ございませんが、公衆衛生上の観点から、事情ご賢察を賜りますようお願い申し上げます」と、コメントした。

　同大会を巡っては飛び込みのオーストラリア連盟が新型コロナウイルス感染拡大の影響により、東京都に緊急事態宣言が再発令されることから「安全ではない」と判断し、選手団を派遣を見送っている。