羽生が練習で4回転アクセルに挑戦も6本転倒 人類初の大技成功目指す

 エキシビションの練習で4回転アクセルに挑戦した羽生結弦は転倒しても何度も立ち上がる(代表撮影)
 公式練習で4回転半のジャンプに挑戦する羽生結弦(代表撮影)
 公式練習で4回転半のジャンプに挑戦して転倒し、悔しそうな表情の羽生結弦(代表撮影)
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 「フィギュアスケート・世界国別対抗戦」(17日、丸善インテックアリーナ大阪)

 18日のエキシビションに向けた練習が行われ、ソチ、平昌五輪2連覇の羽生結弦(26)=ANA=が人類初成功を目指すクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)にトライした。45分間の練習で、回転が抜けたジャンプをのぞき、6本転倒だった。

 クワッドアクセルは、世界でいまだ誰も成功していない超高難度ジャンプ。基礎点は現在設定されているジャンプで最も高い12・50点を誇る。

 羽生は金メダルを獲得した18年平昌五輪以前から4回転半成功を目標に掲げており、3月の世界選手権後には「最終目標は五輪で金メダルではなくて、あくまでも4回転半を成功させること」とも語った。

 練習でもまだ一度も着氷がないというが、16日のフリー後には「今季4回転半が(試合のプログラムに)入れられなかったのは残念に思う。来季、4回転半がそろった、完成された演技を目指して頑張っていきたい」。エキシビションへ向けた自由度の高い練習とはいえ、観客も見守る公の場で、その確かな一歩を踏み出した。

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