島根での聖火リレー 知事と組織委が協議 知事スポンサー車排除要請も組織委「不可欠」

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は6日、5月15日からの島根県での聖火リレーについて、同県の丸山達也知事との協議内容を発表した。

 同知事は感染対策や国の支援への不満から聖火リレーの中止を検討していたが、多くのスタッフを伴うスポンサー車両の排除や演出の縮小やグッズ配布の中止などを条件に実施を容認することを決め、この日、組織委に申し入れた。組織委の布村幸彦副事務総長は、知事からスポンサー車両、グッズ配布についての要請について「五輪もパラリンピックも協賛があって実現できている。パートナー車両の帯同は不可欠ということでご理解いただけたと思う。またグッズも声を出さずに応援できるもので、密を招くものではない。これもご理解いただけた」と、理解を求めたことを明らかにした。

 また、知事はスポンサー車両から「音楽イベントのような大音量が流れる」と指摘したが、組織委側は「福島のスタート以降、音量を下げる取り組みを行っているが、今後パートナーと協議していきたい」と、話した。

 布村副事務総長は「安全安心の丁寧な説明ができた。中止という選択肢はとられないと受け止めている」と、話した。

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