横綱鶴竜が引退 5場所連続休場、再起ならず 歴代10位横綱在位41場所、優勝6度

 日本相撲協会は24日、第71代横綱鶴竜(35)=本名マンガラジャラブ・アナンダ、陸奥部屋=が現役引退することを表明した。年寄「鶴竜」の襲名が理事会で承認された。

 鶴竜は昨年11月場所後、横綱審議委員会(横審)から史上初の「注意」決議を受けながら春場所も再起はならず5場所連続休場。5月の夏場所を目指したが心身とももう限界だった。

 昨年12月10日には日本国籍を取得。横綱は現役時のしこ名で5年、日本相撲協会に残る資格があり、鶴竜親方として後進の指導にあたる。

 01年にモンゴルから来日し、20年。歴代10位の横綱在位41場所、6度の優勝を果たした横綱が土俵人生に幕を下ろした。

  ◇  ◇

 ◆鶴竜力三郎(かくりゅう・りきさぶろう)本名マンガラジャラブ・アナンダ。1985年8月10日、モンゴル・スフバートル出身。01年来日し、井筒部屋に入門し同年九州場所で初土俵。06年九州場所で新入幕。12年夏場所で新大関。14年春場所で初優勝し、同場所後、第71代横綱に昇進した。横綱在位41場所は歴代10位。優勝6回。殊勲賞2回、技能賞7回。得意は突き、押し、もろ差し、寄り、投げ。身長186センチ、体重154キロ。昨年12月、日本国籍を取得。家族はムンフザヤ夫人と1男2女。

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