高橋新理事「応援してもらえる大会に」女性理事12人が五輪組織委理事会に初出席

 東京五輪・パラリンピック組織委員会理事会が22日、都内で行われ、ジェンダー平等推進の方針に基づき新理事に就任したシドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さん(48)ら女性理事12人が初めて出席した。

 これまでアスリート委員会委員長として関わってきた高橋理事は、コロナ禍で大会への開催支持が低迷する状況に、選手たちの心情を代弁。「コロナ禍で、五輪への思いをストレートに言葉に出しづらい状況。“頑張ります”と言うのが批判の的になったり、難しい局面に立っている」と指摘した。

 その上で「アスリートは自分たちが特別だとは思っていない。応援への感謝を還元して、(逆に)社会を応援することを強く考えている。応援してもらえるような大会になることを強く願っています」と、社会に受け入れられる機運醸成を目指すと表明した。

 先日、海外観客の受け入れ断念が決まったが、「英断だと感じている。メディアを通じて心を一つにすることはできると思う」と話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス