内村航平 パリ五輪は…「正直分からない。体もボロボロ」3年の所属契約発表

ジョイカルとの所属契約を発表した内村航平=東京マリオットホテル(撮影・佐藤厚)
NORIDOKI特命部長に就任した内村航平=東京マリオットホテル(撮影・佐藤厚)
ジョイカルとの所属契約を発表した内村航平=東京マリオットホテル(撮影・佐藤厚)
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 体操男子の個人総合五輪2連覇王者の内村航平(32)が17日、自動車販売・リースなどを手がけるジョイカルと所属契約を結んだことを発表した。24年3月までの3年契約。ジョイカルとは17年から個人スポンサーとして契約を結んでいた。都内で会見した内村は「所属がなくなってどうなるかと思いましたが、皆さんにいい報告ができてよかったです」と、喜びを語った。

 内村は昨年、東京五輪に向けて、得意の鉄棒に絞ることを表明。スペシャリストとして、4度目の五輪出場を目指している。契約最終年の24年にはパリ五輪が予定されているが「そこは正直、まだ分からない」と、明かした。度重なる怪我で、満身創痍の状態が続く。「体もボロボロになってきていて、明日どうなるか分からない体の状態。1日1日練習をこなしていくので、いっぱいいっぱいなので。来年、再来年、3年後、まだちょっと分からないですね。体操は好きなので、ずっとやりたい気持ちはありますけど」と、率直に語った。

 内村は17年のプロ転向以降、地元の名物・長崎ちゃんぽんで知られるリンガーハットと所属契約を結び、活動してきたが、新型コロナウイルスによる業績悪化により、20年12月末で契約が終了していた。「本当にここ1年はイレギュラーなことばかりで、どうしていいか分からない日々が続いた。その中で所属がなくなって、プロの世界でやっていく上で、厳しさを知れたし、契約のありがたみも知れた。まさかコロナ禍が自分にもふりかかってくるとは思っていなかった。プロの世界でやっていくというのは改めて大変なんだなと。華やかな世界ではあるけど、ここを目指している選手にも厳しさを教えることができたのかな」と、心境を吐露した。

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