東京パラリンピック代表・仲喜嗣さん死去 60歳 身体障害者アーチェリー連盟が発表

 日本身体障害者アーチェリー連盟は9日、東京パラリンピック代表に内定していた仲喜嗣(なか・よしつぐ)さん(日本連盟)が7日に死去したと発表した。60歳。奈良県出身。同連盟によると、2020年11月から病気療養中だった。死因は公表していない。

 31歳で筋萎縮などが生じる難病「AAA症候群」を発症し、車いすで競技を行っていた。新型コロナウイルスの感染拡大で大会が1年延期となり「気を取り直して頑張る」と気丈に話していた。体を鍛える目的でさまざまなスポーツに取り組み、アーチェリーと出会ったのは46歳。体力的な負荷が少なく、車いすからでも矢を射ることができる競技で「健常者と同じ土俵で戦える」と熱中した。

 パラリンピックは12年ロンドン、16年リオデジャネイロ大会と出場を逃し「病気の進行もある。(東京の)次なら年も取る。全てを振り絞って」と奮起。19年世界選手権(オランダ)で東京大会の出場枠を獲得した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス