池江璃花子、復調要因は体重増「5キロ戻った」一時15キロ減も“食トレ”で回復途上

女子50メートル自由形予選に登場した池江璃花子=東京アクアティクスセンター(撮影・堀内翔)
女子50メートル自由形で2位となり笑顔を見せる池江璃花子(撮影・堀内翔)
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 「競泳・ジャパンオープン」(7日、東京アクアティクスセンター)

 女子50メートル自由形決勝が行われ、白血病からの完全復活を目指す池江璃花子(20)=ルネサンス=が、復帰後最速となる24秒91をマークして2位に入った。優勝は自己ベストの24秒75をマークした大本里佳(ANAイトマン)。池江が表彰台に上るのは昨年8月の実戦復帰後初で「すごくハイレベルなレースで2位に食い込めて、自分の成長をすごく感じられた」と声を弾ませた。

 トップ選手が集結した中、好記録で2位に入った。復帰半年で1・41秒記録を上げているが、その要因を聞かれると「絶対にこれだな…というのは体重」と池江。闘病中にマックス体重からは15キロ以上落ちたというものの、「5キロちょっとは戻ってきている」と回復途上を明かし、「食事の管理は特に重視して、とにかく今は体重を戻すことにフォーカスしている。なるべく全部食べたり、おかわりしたり、細かいところから。それが大幅アップにつながっているかなと思う」とうなずいた。

 50メートル自由形は、スタートからゴールまでターンがないだけに「(スタートからの浮き上がりの)15メートルで離されてしまう原因が(体重)。重い方が前に進むので。50メートルの距離は始めから最後まで全てが重要」と力説。「まずは体重を増やして、引き離されないようにしたい。後半は(他選手と)引けを取らないと思うので(前半を)強化すれば伸びるかな」と課題を明確にした。

 池江の同種目の自己ベストは日本記録の24秒21。闘病を経て、昨年8月の復帰戦では26秒32をマークし、10月の日本学生選手権では25秒62と縮めていたが、さらに更新した。「まだ(再び)泳ぎ始めて1年たってない中で、自己ベストからコンマ何秒という世界に戻って来られてすごくうれしい。過去は置いておいて、さらに上をいけるようにしたい」と話した。

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