瀬戸大也「ヘロヘロ」最下位 200m個人メドレー大失速も…全てを糧にはい上がる
「競泳・ジャパンオープン」(6日、東京アクアティクスセンター)
不倫問題で2020年末まで活動停止処分を受け、今大会で約5カ月ぶりに実戦復帰した瀬戸大也(26)=TEAM DAIYA=は男子200メートルバタフライと200メートル個人メドレーの2種目に挑んだ。ともに予選は1位通過するも、決勝でバタフライは1分56秒32の3位。個人メドレー決勝は自己ベストより8秒34遅い2分3秒89と大失速し、最下位の8位に終わった。200メートル個人メドレーは萩野公介(26)=ブリヂストン=が1分58秒14で制した。
自分自身にムチを打ち、あえてキツい戦いに挑んだ。瀬戸は世界選手権銀の200メートルバタフライ、同大会を制した200メートル個人メドレーに立て続けに出場。予選は約30分、決勝はわずか20分間隔という“密”な日程の中、「ヘロヘロになって」最後まで泳ぎ切った。
バタフライは3位も、個人メドレーは8人中8位。「二つ優勝も視野に入れて泳いだけど、まだまだ練習不足。1日1日大切に泳いでいきたい」。予選からその「大切に」の思いだけは体現した。
体力面を考慮した場合、多くは予選でやや力を抜く。しかし、それでは「世界の舞台で予選敗退もあり得る」と瀬戸。目指すステージが明確だからこそ「課題を持ってやった」。2種目とも狙い通り予選1位で通過した。
代償も大きく、決勝では「(1種目目の)バタフライで飛び込んだ瞬間から重かった」というが、今は全てが収穫。体力面も、泳ぎの感覚も、日々の変化が手に取るように分かるからこそ「水泳が楽しい」とも話した。
5日に26歳の誕生日を迎えた妻・優佳さんからは電話で「今日も頑張ってね」と送り出されたという。「本当にありがたい」と感謝しながらも「今日は応えられなかった」。全てを糧に最下位から這(は)い上がるしかない。




