瀬戸大也が144日ぶりに復帰 予選2位で決勝へ 隣で泳いだ萩野は6位通過
「競泳・ジャパンオープン」(4日、東京アクアティクスセンター)
男子400メートル個人メドレー予選が行われ、不倫問題で昨年末まで活動停止処分を受けていた瀬戸大也(26)=TEAM DAIYA=が昨年9月の埼玉屋外AG大会以来144日ぶりに実戦に復帰した。第4組4レーンで登場。5レーンの萩野公介(ブリヂストン)の隣で泳ぎ、4分14秒98で予選2位で決勝進出を決めた。萩野は4分17秒16で、同6位で決勝に進んだ。
白のキャップを着用した瀬戸は、200メートルを終えた時点で、萩野に続く2番手。平泳ぎで瀬戸がリードすると、そのままこの組の1位で予選を終えた。瀬戸は全体2位、萩野は組3位の全体6位で決勝に進んだ。
瀬戸は昨年9月に不倫問題を報じられ、日本水連から年内活動停止処分を受けた。19年世界選手権の個人メドレー2冠で獲得した2種目の東京五輪代表権は維持されたが、所属のANAからは契約を解除された。その間も個人練習を継続。ジャパンオープンのエントリーが発表された1月11日には「処分中に家族、水泳連盟、JOCその他たくさんの方々とお話をさせていただき自分を振り返ることで、いかに自分が恵まれた環境にいて身勝手な考えをしていたかを痛感しました」「目の前の練習や大会に集中して全力を注いでいきます」などとコメントを発表した。
瀬戸は今大会、200、400メートル個人メドレーのほか、200メートルバタフライにもエントリーしている。