国際オリンピック委員会(IOC)は27日、オンライン形式の理事会を非公開で開き、新型コロナウイルスの感染急拡大で懐疑論が出ている東京五輪の対応策を協議する。バッハ会長は開幕まで半年を切った大会の中止や再延期を否定する一方で、観客の制限や無観客の可能性は排除していない。
IOCは具体的なコロナ対策や選手の責任をまとめた指針を2月初旬に出す予定。今後は観客の扱いや選手向けのワクチン確保も焦点となる。理事会では3月のIOC総会(アテネ)や来年2月の北京冬季五輪も議題に上がり、終了後にバッハ会長が記者会見する。