ラグビー新リーグ 1部上位チームには他国クラブとの試合出場権「クロスボーダーマッチ」
日本ラグビー協会が15日、ラグビー・トップリーグ(TL)に代わり、来年1月の開幕を目指す新リーグについて会見を行い、3部制の最上位となる1部を12チームとすることを発表した。すでに新リーグには25チームが参加表明済みで、2部については7チーム、3部は6チームとなる。
現行のTLから4チーム減った12チームの1部では2つのカンファレンスに分け、ホスト&ビジターで各カンファレンス6チーム総当たりの2回戦、カンファレンス間の交流戦も各1回戦(ホスト3試合、ビジター3試合)を行う。順位は勝ち点で決める。上位チームは他国のクラブと対戦するクロスボーダーマッチの出場権を得る。
会見に出席した岩渕健輔専務理事は「代表強化や世界最高峰のリーグを目指すという意味では、クロスボーダーマッチで例えばスーパーラグビーやヨーロッパリーグの各ユニオンとこれまでも話をしてきた」と強豪との準備を進めている。
2部、3部でも総当たりにより順位が決められる。現段階では自動での昇降格はなく、2部の上位4チームと1部の下位4チーム、3部の上位3チームと2部の下位3チームは入れ替え戦を行う。2部においては全チームが入れ替わる可能性もあり、会見に出席した谷口真由美新リーグ準備室室長は「なるべく多くのチームが流動する方がおもしろい。注目も集まる」と初年での入れ替え戦の狙いを語った。
今季トップリーグ終了後の6月には参加チームの各部への振り分けが確定する。新リーグは2022年1月の開幕を目指す。