ラグビーTL開幕2試合が中止に 「コロナの脅威」3チーム44人の陽性確認

 日本ラグビー協会は12日、開幕するトップリーグ(TL)第1節のトヨタ自動車-サントリー(16日、豊田スタジアム)と、リコー-キヤノン(17日、駒沢陸上競技場)の2試合の中止を発表した。

 同日までにトヨタ自動車13人、サントリー7人、キヤノン24人の新型コロナ陽性者が確認され、開催に必要な体制が整わないことから中止が決定した。規定により代替試合をせず、引き分け扱いとなり両チームに勝ち点2を加算する。

 会見を行った太田治チェアマン(55)は「コロナの脅威を感じた。全ての方の安全を最優先に、大会成立に尽力したい」。ガイドライン見直しを図り、大会成立を目指すことに変わりはないことを強調した。

 また、同日、東芝でも選手2人が陽性となったことを発表。濃厚接触者5人も特定され、現在活動を停止している。16日のNTTコミュニケーションズ戦(国立競技場)の開催可否について、太田氏は「今は東芝から(試合)辞退の報告はない」と言い、今後協議を行う。また、販売済みの第1、2節のチケットは引き続き有効となる。

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