コロナ感染で体制整わず…ラグビーTL開幕戦2試合中止

 日本ラグビー協会は12日、トップリーグ(TL)第1節のトヨタ自動車-サントリー(16日、豊田スタジアム)とリコー-キヤノン(17日、駒沢オリンピック公園陸上競技場)の2試合の開催中止を決定したと発表した。

 同日までにトヨタ自動車で13人、サントリーで7人、キヤノンで24人の新型コロナウイルス感染症陽性者が確認され、各チームにおいて試合開催に必要な体制が整わないことから協議の上、2試合の開催中止を決定した。

 なお、開催中止となった試合は代替試合を設けず、規約に基づき両チームに勝ち点2ずつを加算する。

 太田治チェアマンは「この度は、試合を楽しみにしていたファンの皆さまに深くお詫び申し上げます。また、トップリーグの複数のチームにおいて集団感染が発生した事に対し、試合運営関係者の皆さまをはじめ、多くの皆さまにご心配をおかけしておりますことを、重ねてお詫び申し上げます。トップリーグでは『新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン』を制定し、チームと共に準備、対策を行って参りましたが、このウイルスはいつどこで感染するかわからない脅威を感じております。幸いにも重症化している選手はおりませんが、1日も早い回復を祈っております。

 今回複数のチームから多くの陽性判定者が出た事を真摯に受け止め、感染拡大を止めるべく、各チームと状況共有やガイドラインの見直し、各チーム内での予防及び行動管理の再徹底を図り、全ての方の安全を最優先に考え、トップリーグ2021の大会成立に向けて取り組んで参ります」とコメントした。

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