体操ニッポン期待の新星・北園丈琉 21年で誓いを「達成」へ 東京五輪2冠に照準

 体操男子で、18年ユース五輪5冠の北園丈琉(18)=大阪・清風高=が6日、大阪市内の高校で公開練習を行い、新年の誓いを立てた。昨年12月の全日本選手権では史上最年少優勝こそならなかったが、堂々の2位に入り、東京五輪代表入りへの可能性を示した。この日、挑戦した書き初めでは「達成」と記し、「東京五輪で個人総合と団体での優勝を達成できるようにという思いを込めました」と、言ってのけた。

 全日本決勝のスコア87・598点は世界でのメダル争いの可能性を感じさせる得点。「昨年は自信になった1年だった。今までは挑戦者としてだったが、あの結果から日本のトップ、世界での金メダルが見えてきたと思う。より一層自分の目標が明確になった」と、自信を深めた。

 全日本以降も体力トレーニングには励みながら、床の大技リ・ジョンソンや、鉄棒の屈伸コバチなどの習得に取り組み、難度アップに挑戦している。伸び盛りの18歳は「五輪が延期になったが、自分は実力が上がっている最中。金メダルを獲るチャンスが増えた。必ず代表に入りたい」と、力強く語った。

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