大逆転Vの駒大アンカー石川「男だろ!」監督ゲキでスイッチON「やってやったぜ」

 「箱根駅伝・復路」(3日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場~大手町)

 往路3位の駒大が、最終10区で大逆転での総合優勝を成し遂げた。10区の石川拓慎(3年)がたすきを受け取った際にはトップの創価大に3分19秒差をつけられていたが、残り2キロ付近で捉えると一気にスパート。そのままゴールテープを切った。

 殊勲のアンカーは「ゴールテープを切ったときは『やってやったぜ!』と思った。みんなの強い思いもそうだし、自分の役割を果たしてやろうと」と笑顔。勝機が見えたのは20キロ過ぎ。大八木監督から「男だろ!」とゲキを飛ばされて、スイッチが入ったという。「15キロの給水地点から、少しキツくなる所が(体が)動いてきて。(逆転できる)可能性あるかもなと。20キロ地点で一気に詰めていけるかもなと思った」と熱血漢の“後押し”を振り返った。

 大八木監督は「『男だろ』のタイミングはだいたい(勝負の)ポイントの時」と説明。日本テレビ系列による中継内でのインタビューにも、「9区が終わった時点で無理かなという思いはあったが、石川には区間賞狙いでいいんじゃないかとアドバイスした。諦めなければ何が起こるか分からないんだなと思いました」と驚いた様子で、13年ぶりに王座に返り咲いた名将は「なかなか勝てなかったので、うれしいです」と歓喜に浸った。

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