「箱根駅伝・復路」（３日、神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場～大手町）

　青学大は１２位に沈んだ往路から盛り返し、復路優勝で総合４位と前回王者の意地を見せた。復路の５選手は全員が区間４位以上の成績。原晋監督は「常に未来永劫勝てるとは思っていない。それが箱根駅伝。負けは負けの美学があって、良い負けだった」とＶ逸の“仕方”に胸を張った。

　優勝候補筆頭として臨み、往路はまさかの１２位に沈んだが、それで意気消沈せず最後まで諦めずに走り抜いた。復路優勝で総合４位という結果に、指揮官は「前回４連覇の後の（１９年大会の）準優勝も良い負け方だった。今日も来年に繋がるいい負け方だった。また強くなる。チャラいだけじゃないよ、青山学院は」。華々しく目立つだけではなく、苦境の中でも意地を見せたチームの底力を誇った。