高木美帆、まず2冠!自身の3000メートル国内記録を更新「伸びしろまだまだある」

 「スピードスケート・全日本選手権」(28日、明治北海道十勝オーバル)

 18年平昌五輪で3つのメダルを獲得した女子の高木美帆(26)=日体大職=が500メートルと3000メートルを制し、2冠を達成した。500メートルでは37秒80をマークし、平昌五輪金メダリストの小平奈緒(34)=相沢病院=を下し、3000メートルでは自身の国内最高を更新する4分3秒97で圧勝した。

 日本が世界に誇るオールラウンダーが、さらに自身の幅を広げようとしている。高木美は500メートルで平昌五輪金メダリストの小平を0秒24上回り、優勝。日本記録を持つ3000メートルも圧勝し、2冠を達成した。

 平昌五輪までは現在世界記録を持つ1500メートルを中心に中距離を主戦場としてきたが、同五輪後から500メートルを本格的に取り組み始めた。「1000や1500とはちょっと違う。伸びしろがまだまだあると感じているし、すべてを凝縮させる面白さを感じている。純粋にもっと速く滑りたいという思いがある。その先の世界を知りたい」。今年3月に行われた500メートル、1000メートルを2回ずつ滑って争う世界スプリントを制するなど、進化が止まらない。

 今大会は1000メートル、1500メートルのほか、5000メートル出場も検討しており、最大5冠の可能性がある。「全部1位を獲るつもりで。どういうレース、タイムで勝つかも、世界を見据える上で大事な指標」。完全無欠のマルチスケーターへ、まずは日本の頂を制圧する。

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