鶴竜 4日連続で実戦“回避” 3場所連続休場から再起へ「焦っちゃいけない」

 3場所連続休場から再起を目指す横綱鶴竜(35)=陸奥=が21日、相撲を取る稽古を4日連続で回避した。東京・両国国技館内の相撲教習所で行った合同稽古4日目も基礎運動を中心に終えた。

 「体を作るのが第一なので。しっかり動いて。こうやって関取衆の稽古を見て空気を味わうところにいるというのはすごくいいですね。久しぶりなのでこういう雰囲気っていうのは。自分が相撲取った時っていうのを常にイメージして見ています」と、焦りはない様子で話した。

 腰痛を抱え、再発すれば、また復帰まで長期間かかる。合同稽古もあと2日ながら、自身の実戦再開は難しい見通し。「今でも相撲を取りたい気持ちはあるけど焦っちゃいけないので。しっかり、体ができた状態でやらないと、またケガしましたと言ってもしょうがないので。見ているとやりたくなるんだよね。それはやっぱり我慢して、(体が)できてからやらなきゃと。もっとこう、関取衆がいっぱいくればね、今の自分の状態で取れる相手がいれば、取りたいなという思いはあるけど、ちょっと少ないのでね」と、もどかしい気持ちだ。

 合同稽古初日には13人いた関取衆も、関脇御嶽海(出羽海)、小結照ノ富士(伊勢ケ浜)らが離脱。この日は大関貴景勝(常盤山)ら5人が欠席し、わずか7人に激減した。「明日も減るんじゃないかな。もうちょっとどうかなという感じです」と、嘆くしかなかった。

 稽古を見ながら、大関朝乃山(高砂)にも立ち合いでアゴを上げないように助言。「言ってあげなきゃ、なかなか言う人もいないだろうし。こういう時に言ってあげて。機会が今は少ない。巡業もないし、出稽古に行けるという今まで当たり前にやっていたことが(コロナ禍)できなくなって、こういう状態になっているので。(朝乃山には)アゴを上げていくと張られて、もろにアゴに入ってクラッときちゃう。ケガする恐れがありますからそこを気をつけるように」と、話していた。

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