リーチ・マイケル、W杯「優勝するつもり」 ジョーンズHCに恩返しの勝利を目指す

 2023年ラグビーW杯フランス大会1次リーグの組み合わせ抽選から一夜明けた15日、フランカーのリーチ・マイケル(32)=東芝=がオンライン会見に応じ「優勝するつもり」と宣言した。15年大会では日本のヘッドコーチを務めたエディー・ジョーンズ氏(60)が指揮する同組となったイングランドとの対戦に「楽しみ」と闘志を燃やした。母国のニュージーランドから日本代表のジェイミー・ジョセフヘッドコーチ(HC=51)と藤井雄一郎ナショナルチームディレクター(51)も会見を行った。

 落ち着いた表情で目標を力強く言い切った。「とても日本代表には可能性がある。個人的には優勝するつもりでやっていきたい」。リーチは、先に会見を行ったジョセフHCの「8強」という目標をさっそく上方修正した。

 「ドキドキしながら見ていた」と言う組み分け抽選会。1次リーグはイングランド、アルゼンチンと同組に入り「死の組」となった。だが「まず自分たちにフォーカスする」と焦りはない。その上で「強いチームが集まっているが、僕らはチャレンジャー。毎試合勝てるように準備したい」としっかりと足元を見つめながら本番へ備える。

 前回準優勝のイングランドとの対戦は第1回大会以来。指揮するのは12年から日本を率い、15年W杯では南アフリカからの歴史的勝利に導くなど、日本を現在の世界レベルに引き上げたジョーンズHCだ。リーチにとっても14年に主将に指名されるなどした“恩師”との対戦。「すごく複雑な思いになるんじゃないかな」と心境を明かした。

 ただ「日本が世界のトップと戦えるようになって、その成果が今度イングランドにぶつかる。個人的には楽しみ。(ジョーンズHCは)日本の成長を期待しているんじゃないかな」とリーチ。優勝のためにも1次リーグで恩返しの勝利を目指す。

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