「羽生結弦展」渋谷で16日から開催 来年3月で震災から10年

 来年3月で東日本大震災から10年の節目を迎えることを受けて、フィギュアスケート男子でソチ、平昌五輪2連覇の羽生結弦(26)=ANA=が、自身の被災経験や被災地で感じた思いなどを伝える「羽生結弦展 共に、前へ」が、16日から渋谷区文化総合センター大和田で催される。15日、開催に先立ち、報道陣に公開された。

 羽生が16歳で被災した当時の写真や、後に被災地を訪問した際の写真などが紹介されているほか、震災への思いを込めたプログラムの衣装も展示されている。

 主催者は展覧会について「来場者が改めて震災について考え、防災への意識を高めるきっかけになることを願っています」としている。なお、コロナ禍での移動を避けるため、福岡や宮城、大阪など地方でも開催を調整中という。東京では16日から来年1月17日まで開催予定。

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