川内優輝 コロナ禍で走りでの発信誓う 106回目のフルマラソン福岡国際出場へ

 福岡国際マラソン(6日、平和台陸上競技場発着)に出場する有力選手が4日、福岡市内で会見した。川内優輝(33)=あいおいニッセイ同和損保=は、今回が106回目のフルマラソン。「川内が挑戦を続けているんだなと。閉塞(へいそく)感が漂うこのコロナの世界で、マラソンを通じて発信できたらいい」と意気込んだ。

 4、5月の緊急事態宣言下では公共交通機関を使わず、競技場も閉鎖されていたため河川敷などを使って練習していたという。「レースもない上に、どこにも行けない。私のフィールドワークはマラソンと旅。両方とも封じられてしまうのは、何のために生きているのか、というような状況だった。人に『レースに出すぎ』とか言われてきたけど、レースに出ていたからこそ生き生きとしていたし、人生が豊かで自分自身楽しかった」と振り返った。

 2時間8分14秒の自己ベストを持つ川内にとって、6年連続11回目の出場となる今大会。公道を走るレースは3月のびわ湖毎日マラソン以来となる。目標に「表彰台と、少なくともサブテン(2時間10分以内)以上を狙っていきたい」と語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス