早大がV王手 慶大破り全勝守る 丸尾主将「強いディフェンスを続けられた」

 「関東大学ラグビー、早大22-11慶大」(23日、秩父宮ラグビー場)

 伝統の早慶戦を早大が22-11で制し、全勝を守った。優勝をかけて12月6日に明大(5勝1敗)と対戦し、勝つか引き分ければ対抗戦24回目の栄冠が決まる。相良南海夫監督は「接戦になることは予想していた。早慶戦らしい試合だった」と振り返った。

 早大は、序盤にPGで3点の先制を許したが焦ることはなかった。同21分にラインアウトから、SO吉村紘(2年)のトライであっさり逆転に成功。同34分には相手のミスを見逃すことなく素早く攻撃を展開し、右の大外からWTB槙瑛人(2年)がトライを奪って12-3とした。後半もFB河瀬諒介(3年)のトライなどで得点を重ねて突き放した。

 ナンバー8丸尾崇真主将は「強いディフェンスを我慢して続けられた」と胸を張り、「2週間あるので出た課題を修正して臨みたい」と最終戦を見据えた。

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