「フィギュアスケート・ロシア杯」（２１日、モスクワ）

　女子はショートプログラム（ＳＰ）２位のエリザベータ・トゥクタミシェワ（ロシア）がフリー１位の１４８・６９点を出し、合計２２３・３９点で逆転優勝した。ＳＰ１位だった１７歳のアリョーナ・コストルナヤ（ロシア）がフリー２位で合計２２０・７８点の２位。ＳＰ３位の１６歳、アレクサンドラ・トルソワ（ロシア）はジャンプで転倒を繰り返し４位に終わった。

　１０代を押しのけ、頂点に立ったのは２３歳のトゥクタミシェワだった。才能のある若手が次々と現れるロシア女子は２０歳前に引退する選手が大半の中、２２年北京五輪を目指す“ベテラン”は大技のトリプルアクセル（３回転半ジャンプ）を武器に逆転。「できることは全てやりきった。最高の気持ち」と久々のビッグタイトルに浸った。