JOC友添秀則常務理事が辞任 早大教授時代にパワハラ報道

 日本オリンピック委員会(JOC)は17日、都内で理事会を開催した。早大教授時代にパワーハラスメント(パワハラ)があったと報じられた友添秀則常務理事(64)から辞任の申し出があり、受理した。籾井圭子常務理事は「12日に辞任の願いがあり、受理した。大学に事実関係を確認したが、得られたのは自己都合の退職であることと、懲戒処分は行っていないということ。あくまで学内で起こったことでJOCとしてそれを議論することではないが、辞任ということだった」と、説明した。

 関係者によると、昨年11月に内部告発があり、教員2人に対するハラスメントの疑いで学内調査が行われた。

 スポーツ倫理学を専門とする友添氏は、スポーツ界のガバナンス(統治)や運動部活動の問題に詳しく、暴力指導やハラスメントについて幅広く発言していた。JOCでは昨年6月に常務理事に就任。昨年、強化方針を巡って全日本テコンドー協会と選手が対立した際には、外部有識者として問題の解決にあたった。国が策定した競技団体の運営指針「ガバナンスコード」の策定にも深く関わっていた。

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