久光 2季ぶり頂点へ白星発進 21歳・浜松光った「今の自分ならいける」

 「バレーボール・Vリーグ女子1部、久光3-0デンソー」(17日、SAGAサンライズパーク総合体育館)

 1部が開幕し、女子は2季ぶりの頂点を狙う久光が3-0でデンソーに勝って白星発進した。昨季優勝のJTは昨季2位の岡山に3-0で快勝した。男子は2連覇を狙うジェイテクトが3-1で東レを下し、2季ぶりの覇権を目指すパナソニックは3-1でFC東京に勝った。レギュラーシーズンは女子が12チームの2回戦総当たりで上位4チームがプレーオフに進み、決勝は来年2月21日。男子は10チームの4回戦総当たりで上位3チームがプレーオフに進出し、決勝は来年4月4日の予定。

 世代交代に苦しみ、7位に沈んだ昨季の姿はもはやない。久光は若手、中堅、ベテランがそれぞれの持ち味を発揮し、昨季4位のデンソーにストレートで快勝。2季ぶりの頂点へ、好発進した。

 光ったのは、昨季まで計2セットの出場しかなかった21歳のミドルブロッカー(MB)浜松だ。日本代表の岩坂ら厚い選手層に阻まれていたが、4季目にして初先発。「今の自分ならいけるなっていう自信があった」という。

 開幕戦特有の緊張感でも、自信は揺らがない。第1セット序盤、この試合で唯一の大量リードを許した場面では、力強い移動攻撃を次々と決めた。終わってみれば、ブロックでも2得点して計11得点。「自分の持ち味を発揮できた」とはにかんだ。

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