池江璃花子「感慨深かった」「第2の人生として自己ベスト」インカレ4位、予選後には感極まる

練習を終えて、タオルで水をぬぐう池江璃花子(代表撮影)
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 「競泳・日本学生選手権」(1日、東京辰巳国際水泳場)

 白血病から復帰した競泳の池江璃花子(20)=ルネサンス=が日大の一員として、女子50メートル自由形決勝に出場。25秒62で4位に入った。

 「本当に終わってホッとしたのと、やっぱりこのインカレをメインに、目標としてこの1年間頑張って来たので、ちょっと感慨深かった」。

 7レーンからスタートした池江は長い手足を生かした伸びやかなフォームで推進。スタートでは少し後手を踏んだが徐々に進出し、僅差の4位でフィニッシュ。「予選で結構出し切った感があったので、決勝は気持ち良く泳げた」と振り返った。

 「思ったより早いタイムで驚き。自己ベストまでは1秒あるけど、シーズンベストという形で、“第2の人生”として自己ベストを出した満足感はある。モチベーションを上げられた試合だと思っているので、この調子で頑張っていきたい」

 池江は予選では25秒87をマーク。参加40選手中6位で、上位8人による決勝に駒を進めていた。

 「予選から、泳ぐ前から結構感情がわき上がってくるときがありました。やっとこの試合に出られたうれしさだったり、あとは5秒台(25秒台)が出せたうれしさ、ちょうど荷物置き場に大学の先輩がいて、すごくほっとして出てきてしまった」と感極まったことを明かした。

 1年7カ月ぶりの復帰戦となった8月29日の東京都特別水泳大会では26秒32。予選では約1カ月で0秒45もタイムを上げていた。決勝ではそのタイムをさらに0秒25も縮めた。

 池江はこの日のタイムで12月に延期された日本選手権の参加標準記録25秒94を突破した。

 優勝は今井月(20)=東洋大=で、24秒93の学生新記録だった。

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