朝乃山 ぼう然…自滅で連敗 V率0%に 八角理事長「一杯飲んで開き直るしかない」

 「大相撲秋場所・2日目」(14日、両国国技館)

 自己最高位、西前頭筆頭の隆の勝が朝乃山を一気の寄り切りで撃破し、うれしい大関戦初勝利を挙げた。馬力で圧倒し、V候補を封じる大きな1勝目。6人きょうだいの4番目でいつもニコニコ、愛称「おにぎり君」が目標の三役昇進へ加速する。朝乃山は初日から2連敗と苦しいスタートとなった。

 土俵外に吹っ飛ばされた朝乃山はぼう然の表情だった。立ち合いで隆の勝に当たり負けて後退。右差しを封じられ、強引な小手投げで自滅した。相手の出足を止められず、なすすべなく屈した。

 優勝制度が制定された1909年以降、初日から2連敗した力士が優勝した例は一度もない。データ上、逆転V率は0%。遠藤に敗れた初日はリモート取材に対応したが、この日は拒否。ショックの大きさを物語った。

 八角理事長(元横綱北勝海)は「今場所は苦しい場所になる。勝ちたいだけで上体だけでいっている。横綱2人が休場してプレッシャーがあるんだろう。一杯飲んで開き直るしかない」と奮起を求めた。3日目、先場所敗れた照ノ富士に雪辱し、逆襲の流れを作りたい。

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