宇良が白星発進 2度の右膝手術乗り越え「とにかく勝ち越し」

 「大相撲秋場所・2日目」(14日、両国国技館)

 2度の右膝手術を乗り越え、番付を西幕下5枚目まで回復した宇良(28)=木瀬=が琴太豪(佐渡ケ嶽)を上手出し投げで下し、白星発進した。

 相手の右腕をたぐって崩すと、休まず攻めて最後は豪快に転がした。「流れに乗った相撲が取れた。ちょっと寄られかけたけどうまく自分の方の流れで取ることができた」と、振り返った。

 十両を懸ける番付で再び相撲を取るが「5枚目で十両を狙えるとは思っていない。とにかく勝ち越し」と、控えめに語った。負けられない序二段、三段目の頃と比べれば、この地位なら思い切りいける。「いい緊張の仕方。全力を出して勝負は後からついてくる」と、意気込んだ。

 宇良は奇手“居反り”の使い手として関学大から角界入り。多彩な技とスピードを武器にスピード出世した。しかし、17年秋場所、右膝前十字靱帯(じんたい)を断裂。手術を行い、6場所連続で休場。18年秋場所、三段目で復帰した。

 昨年初場所、幕下まで戻ったが古傷の右膝前十字靱帯(じんたい)を再び断裂。同2月下旬に前回同様、腱の再建手術を行った。

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