大坂なおみが2年ぶりの全米女王!アザレンカに逆転勝ち、抗議マスク7枚全披露達成

女子シングルス決勝 ビクトリア・アザレンカとの対戦で雄たけびを上げる大坂なおみ=ニューヨーク(AP=共同)
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 「テニス・全米オープン」(12日、ニューヨーク)

 女子シングルス決勝が行われ、優勝した18年大会以来の決勝進出となった世界ランク9位の大坂なおみ(22)=日清食品=は、元世界1位で現27位のビクトリア・アザレンカ(31)=ベラルーシ=に1-6、6-3、6-3で逆転勝ちし、2大会ぶりの優勝で、四大大会3勝目を飾った。

 第1セットから全開できたアザレンカに対して、やや動きの硬い大坂はミスが目立った。第1ゲームでいきなりブレークを奪われると、絶好調のアザレンカに流れを一気にもっていかれ、1-2から4連続でゲームを落とし、第1セットを奪われた。

 第2セットも先に第2ゲームで先にブレークを奪われる苦しい展開。ただ、すぐに第3ゲームで奪い返すと、不安定だったサーブも安定。徐々にミスが減り、流れを引き戻していく。第7ゲームでアザレンカのミスが続き、再びブレークに成功。第9ゲームもブレークし、タイに戻した。

 最終セットも第4ゲームでブレークに成功。第5ゲームで0-40となり、ブレークポイントを握られたが、なんとか凌いでキープした。第7ゲームで接戦の末、ブレークを許したが、直後の第8ゲームで再びブレークに成功。そのまま押し切った。交際中とされる人気ラッパーのコーデーも準決勝に続き来場。恋人の前で、見事な逆転劇を演じた。

 今大会で黒人差別への抗議を続けてきた大坂は、1回戦から続けている黒のマスクで入場。この日は2014年に射殺された当時12歳の黒人の少年、タミル・ライスさんの名前が記載されていた。これで今大会で用意していた7枚のマスクすべてを披露した。

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